前職では通信機器や市販製品の開発・設計に携わっていましたが、当時の会社の状況から新規分野の開発に触れることが減ってきたと考えることが多くなりました。
　今までの開発で培った技術や知識を生かして、新しい分野へチャレンジしたいと考えるようになり、TDCで取り組んでいたZETAの存在を知り興味を持ったことが転職のきっかけです。
　ZETAは人材不足や生産・管理の効率化など今後様々な方面で直面する課題に対して遠隔監視・集中管理を特徴とし解決のツールとなるシステムです。
　開発案件も多く企画段階から量産・現地での運用まで幅広く見通せる点も大きなポイントでした。

　ZETA通信を使用した通信機器の回路設計・性能評価から、すでに設置された機器の現地対応等幅広く携わっています。また、開発機器の一つではプロジェクト責任者として販売部門や協業先との調整等プロジェクトマネジメントも行っています。入社して日が浅く業務フローなどの把握が必要ななか、メンバーのサポートもあり都度調整しながら業務は進められます。業務を通して社長や役員とも接する機会も多く、風通しのよさもあり協力し合える環境が整っているように思います。

　TDCは半導体開発の企業ですが、私はこれらの開発経験はありませんでした。開発された半導体を使用し回路・基板設計を行い最終製品へ形にすることが私の強みであるため、TDCの開発メンバーのなかでは異色な存在だと思います。しかしながら、ものづくりのなかで幅広い視野を持つ機会として、また、新たな可能性を広げる観点からも、ZETA機器の開発を通して新しいフィールドの開拓へつなげられればと考えています。新しい分野への挑戦は困難が多いですが、組織全体で協力し合い乗り越えていく文化が根付いた会社だと思います。

　TDCは既存技術を応用し、新しい分野への挑戦も積極的に行っていると思います。
　これはTOPPANグループ全体でも同じ雰囲気であり、組織全体が挑戦するという意識を持っているため、何かをやりたいという前向きな気持ちに応えてくれる企業風土です。
　また、TDCはTOPPANグループとして労働条件等は同等であり、労働環境も充実していることから安心して働き続けることも魅力の一つです。